鳴門で開催されるグランドチャンピオンは、出場条件がSGでの成績。そのため「SGの中のSG」と称され、特に出ることが難しいとされるタイトルだ。
全国屈指のまくり水面で開催されるとなれば、地元から唯一の参戦となる菅章哉にとってはこの上ない追い風と言える。鳴門では今年すでに4節走っていて全て優出。新モーターに切り替わってからもゴールデンウイーク開催で走っているが、節間6勝を挙げる活躍だった。伸びに手応えがあるならば、大いに暴れてくれそうだ。

菅 章哉
ちなみにオールスターで話題になったバイオ燃料(E30新燃料)だが、当地ではまだ切り替わっておらず、旧燃料での開催となる。菅はバイオ燃料に対して、相当な苦手意識があるらしく「鳴門で旧燃料なら、自信があります。地元でSGを優勝する最初で最後のチャンスだと思って頑張ります!」と強く意気込んでいる。
鳴門攻略
鳴門は全国的に見てもインが弱く、逃げが決まりにくいレース場だ。表は昨年5月から今年4月までの場別イン1着率ベスト5とワースト5だが、ワーストには関東のレース場ばかりが入る中、鳴門は4位に入っている。
一方で鳴門の代名詞と言えば“まくり”。同じくまくりが強い戸田と比較すると、戸田は3コースからのまくりが決まりやすいのに対して、鳴門は6コースからのまくりが40%も決まっている。しかも1着率は3.4%で戸田の2倍。大外からでも狙い目が立つことが一目瞭然となっている。
なぜここまでインが弱く、まくりが決まりやすくなるのか。徳島支部長を務める林美憲は以前、こんなことを話していた。「スリットを過ぎて急に内に入っていくんですよ。インは幅を取りづらいけど、センターから内に走って行くから角度が付いてまくりやすくなります」。水面図を見て分かるとおり、スリットラインからスタンドまでは55mあるが、そこから少しずつ狭まり、1マークからスタンドまでは45mと10mも狭まっている。これが鳴門が“まくり水面”と言われる所以だ。
●イン1着率ベスト5
| 順 | 場 | 1着率 |
|---|---|---|
| 1 | 徳山 | 62.5% |
| 2 | 大村 | 62.2% |
| 3 | 下関 | 59.9% |
| 4 | 芦屋 | 58.9% |
| 5 | 尼崎 | 58.9% |
●イン1着率ワースト5
| 順 | 場 | 1着率 |
|---|---|---|
| 24 | 戸田 | 43.7% |
| 23 | 平和島 | 46.3% |
| 22 | 江戸川 | 47.0% |
| 21 | 鳴門 | 47.4% |
| 20 | 桐生 | 49.0% |
※集計期間:25年5月1日~26年4月30日
戸田と鳴門のコース別1着率とまくり率比較
●戸田
| コース | 1着率 | まくり率 |
|---|---|---|
| 1 | 42.9% | 0.0% |
| 2 | 17.8% | 38.4% |
| 3 | 17.7% | 72.2% |
| 4 | 12.7% | 56.9% |
| 5 | 8.0% | 29.2% |
| 6 | 1.7% | 11.1% |
●鳴門
| コース | 1着率 | まくり率 |
|---|---|---|
| 1 | 47.3% | 0.0% |
| 2 | 14.3% | 38.0% |
| 3 | 16.5% | 41.0% |
| 4 | 10.9% | 56.2% |
| 5 | 8.2% | 22.2% |
| 6 | 3.4% | 40.0% |
※集計期間:26年2月1日~4月30日
●鳴門水面図


鳴門水面





































